出会いシリーズ
 
K.淳子さん



 イラン出身の夫との出会いは、私の人生を大きく変えました。
彼との結婚によってアメリカ永住者となり、またクリスチャンになるきっかけにもなりました。当時思っていたのが、結婚は縁とタイミング。しかし、結婚は神様の働き以外の何ものでもないと、今確信できます。

 日本でOLをしていた4年前、同じ会社の友達から三度の食事よりも好きだったスキーに誘われ、他の約束をキャンセルしてそのスキー旅行に参加しました。
彼女から、「出張で来ているアメリカ人も2人来るらしいよ。」と聞いていた私は、青い目に金髪の白人男性をイメージしていました。待ち合わせ場所だった駅前に着くと、そこで待っていたのは、イラン出身の二人。

 その一人が、後に私の夫になったのです。英会話の勉強を続けていたにもかかわらず、全く上達していなかったたどたどしい英語で自己紹介。夫の名前「Shardad」は何度聞いても飲み込めず、4、5回聞いたあげくにわからず終い。しばらくそのままで過ごしていました。それ程関心がなく、まさか結婚することになろうとは思ってもいませんでした 。

 今にして思うと、神様が結婚までの環境を整え、導いてくださったんだと言えることがいくつかあります。そのスキー旅行から結婚に至るまでの5ヶ月間、1〜2ヶ月に1度の割合で彼は日本へ出張にやって来ました。それが結婚してから徐々に減り、転職したこともあって、今では全くありません。また、後から知ったことですが、彼もそのスキー旅行に、せっかくだからと仕事をキャンセルしての参加だったのです。私の両親に関しても、紹介する男性はいつでも気に入らなかった父が、外国人にもかかわらず、彼にはとても好意的。何一つ文句を言いませんでした。私が恐る恐るプロポーズされたことを報告し、結婚の見極めにアメリカへ旅行したいと言った時も、二つ返事で「行っておいで」というものでした。母も彼の人柄を信頼し、イランへの偏見が変えられていました。

 イスラム教徒だった夫は、私と知り合う3ヶ月前、キリスト教に改宗し、洗礼を受けていました。それとなく聖書の教えを私に話していましたが、私の心には全く響いていませんでした。彼とメールでやりとりしている時も、私の両親の結婚記念日の話題に、「ご両親が仲良くやって来たということもあるけれど、ご両親を守って祝福してきてくれた神様にも感謝するべきだ」という内容のメールをもらい、大憤慨。神様を否定していた私にとって、神様に感謝することなど不可能なことだったのです。人生は自分で切り開くもの。神様の存在は信じないし、信じたくもない。それが彼に対する私の返事でした。

 その後神様の話はしなくなったものの、アメリカ旅行の際にたった一つ彼からお願いをされたのが、「結婚する前に神様を受け入れてほしい。」「それなら結婚はできない」と即答していました。結婚だけのために神様を受け入れたくなかったのです。ところが、たまたまその時ニューヨークから遊びに来ていた彼の友人、インド人牧師によって、神様は臨在するんだということを実感しました。あんなに頑なに神様に否定的だったにもかかわらず、すんなりと受け入れていたのです。結婚し、実際にアメリカ生活を始めて間もなく、そのインド人牧師によって受洗しました。

 イエス様に救われた今、神様の愛と平安のうちに日々過ごせることを心から感謝しています。そして結婚は、神様からの祝福された賜物であると信じます。きっかけはどうであれ、こんなに多くの人がいるこの広い世界で、二人が出会うのですから。


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