出会いシリーズ
 
N.文子さん



  私は生まれも育ちも愛知県常滑市という、とても小さな田舎町です。就職先すら、地元の信用組合で、何変わることなく、地元に暮らしていくと二年前までは、思っていました。そんな私が今アメリカに住んでいると、もし高校の英語の先生が聞いたら間違いなくこう言われるでしょう。「何も君が行かなくても他にもっと行くべき人がいるだろうに」と、それはそれは、ひどい成績でした。

そんな私ですから、アメリカへ転勤が決まったとき、期待一割、不安九割でした。1999年12月10日、このアメリカの大地に足を下ろしたとき本当に震えました。 それから1ヶ月子供の学校は1日も行かず、冬休みに入ってしまい、日本人の知り合いはできませんでした。私はストレスで、5キロも痩せてしまいました。年が明けて始めて学校に出て行く私と娘は緊張しきっていました。お迎えに行くと、娘は、二人の女の子と楽しそうに遊んでいました。一人で立っている私に二人のお母様が声をかけて下さいました。

その時こちらに来て二年目という方が、言ってくださったお言葉が、本当にうれしくって緊張がさーっ、と溶けた感じがしました。その方は「いつでも、何でも私に聞いて下さいね。」とその言葉どおり、いつもなんでも私の疑問や、ちょっとした言葉に耳を傾けてくださり的確なアドバイスを下さいました。今もそれは続いています。

もうすぐ私もここに来て二年になります。とてもその方には近づけませんが、ここで知り合った方々に文子さんと出会えて楽しかったと、思っていただけたら幸いです。

これほど、多くのすばらしい出会いをする機会を、私に与えて下さった、主人に感謝の気持ちが絶えません。わたしは受洗していませんが、その方も、私の主人も洗礼を受けている事を知ったとき、熱いものが心を流れるのを感じずにはいられませんでした。


Back to INDEX