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オレゴンへの旅立ち
D.志穂
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2000年の夏、オハイオ州から主人の仕事によりサンノゼに引っ越し、サンタクララ教会へと導かれました。5年半の間に私達家族にはいろいろな事がありました。主人の発病、闘病生活、そして召天。けれども全ての時において、私達は神様から守られ、恵みを受け、何よりも愛をいただきました。
2年前に主人が召天したとき、私はこれから先どこで、どうして生きてゆけばよいのかわからず、途方にくれていました。たくさんの友人達が私にできそうな仕事や、学校についてのアドバイスをくれていましたが、私はどれも自信がなく、焦りと不安で毎日モヤモヤした気持ちでいました。そんな時、慈悲深い神様は、一人の姉妹を通して私にメッセージを伝えて下さいました。それは“何が出来るのではなくて、何が好きかという事が大切”ということでした。なぜなら、これから先の、長い人生、好きな事でないと続けていけないからです。
その言葉を聞いたとき、今までのモヤモヤが吹き飛び、すぐに頭に浮かんだのが学生の頃からなりたかったインテリア・デザイナーになる事でした。その道が示された時、あんなに学校嫌いだった私が、学校に行こうと思いたったのです。しかし、インテリア・デザイナーへの道のりはとても長く、全てのクラスを取る事はとても難しい事がわかりました。けれども、コンピューターで製図を書くAuto CADの資格ならば、何とか短期間で取れることがわかり、その方面からインテリアの業界に入って行こうと思いました。
自分の目標が見えた時、心の重荷が少し軽くなり、同時にこれから先、どこで生活していこうかという事を考え始めました。大好きなサンノゼを離れるのは、とても勇気のいる事ですが、ここで生活していくのは経済的にとても難しく、私達に適した場所が必ずどこかにあると信じ、私達が望む事を書き出し、祈り、リサーチを始めたのもこの頃からでした。
そして、神様から示されたのが、オレゴン州のポートランドでした。家族全員にとって、全てが満たされた地です。神様はいつも私達に、最善のものを用意して下さいます。Auto CADの資格が取れたら移住できますようにと祈り、またこれが神様の本当の御心ならば、移住に向けての、全ての行程がスムーズに進みますようにと祈りました。
そして去年の夏、母がアメリカへの移住を決心してくれました。やはりこれが私にとって、大きな引き金となりました。ポートランドは、母にとっては一度、訪れただけの街でしたが、とても魅了された街でもありました。ポートランドでなら母も不自由なく暮らせそうです。神様が導いて下さった、このポートランドの地で母を迎え、新しい生活が始まる事を思うと、とても楽しみです。不思議なことに、私達には何も不安がありません。なぜならば、神様が全ての事を整えてくださる事を信じているからです。
もうすぐ春が来て、緑多い街が色着くのが待ち遠しいです。この美しいポートランドへ皆さんも是非、遊びに来てくださいね。神様の導きによって出会う事のできたサンタクララ教会の皆さんと、素敵な出会いを下さった神様に心から感謝しています。