|
“きみは愛されるため生まれた”を聞いて
村上 宣道(埼玉県坂戸教会牧師・元サンタクララ教会牧師)
|
NHKアナウンサーの古屋和雄さんが書かれた本で『愛されたい症候群』という本があります。古屋さんは、以前、「おはようジャーナル」という番組の司会をされていました。様々な問題にスポットをあて、ジャーナリストとして分析しながら話題を紹介していくという評判の良い番組でした。その番組の終了後、その内容を総合し、まとめた形として本にして出されたものです。その本の中で、いろいろな問題、トラブルを突き詰めていくと、誰もが「愛されたい、、、愛されたい、、、愛されたい」という思いを抱いているということに行き当たる、と書かれています。あえて「症候群」と書名に入れられたのは、今の社会が病的なまでに「愛されている」という実感がない、「愛の飢餓状態」にあるということからでしょうか。日本はいろいろなモノで満ち足りている。けれども、人間が生きるうえで、一番大切な「愛」というものがない、「愛の欠乏症」「愛の飢餓状態」に陥っていると書かれていることを興味深く思いました。